FX取引に潜むリスク

FX取引の落とし穴

FX取引の特徴の一つに、「レバレッジ」があります。
これはFX会社の口座に入金している証拠金に対して、最大で25倍までの取引をすることができる仕組みのことです。
これを利用することで、少額の証拠金でも大きな取引をすることが可能になりますが、利益が大きくなるのと同時に、損失もそれだけ大きくなるということに注意を払う必要があります。
決済する前の含み損が膨らみ、思いがけず「ロスカット」に会ってしまうということも、「レバレッジ」を大きくしている時に起こりがちです。
大きな利益をねらいすぎるのも考えものということです。
損失を最小限に抑え、トータルで利益を出す、という考え方で臨むことが大切です。
損失を抑えるためには、例えば含み損が〇円を超えたら損切をする、あるいは、〇時になったら必ず決済するなどといったルールを決めておくと効果的です。

デモトレードで感覚をつかんでみる

FX会社によっては、実際にお金を使わず、仮想の資金でFX取引を体験できる「デモトレード」を用意しているところもあります。
実際の取引に限りなく近い設定ですので、これからFX取引を始めてみたいと思う方がいろんな取引方法を試し、本番での自分のスタイルを固めておくのに役立ちます。
架空の資金ですから、もちろん実際に資金が損失することはありません。
ただし、あくまでも「デモ」ですので、実際の取引とは違う面もあります。
一番顕著なのは本番で、実際に自分の資金に影響がないので緊張感を体感できないということ。
また、実際の取引の時には使えるツールが一部、デモバージョンでは使用できないという点です。
損切りのタイミングや、利益確定、資金の管理に対しての認識が甘くなってしまうといったデメリットもあるということを理解して活用するよう注意しておく必要があります。