実際のFX取引の内容

高い時に売って安い時に買う
FX取引で利益を出すのは、通貨ペアの間での為替レートの差を利用する方法です。
例えばドルと日本円をペアで考えると、1ドル100円の時に買って105円の時に売れば5円の利益ですね。
逆に1ドル95円の時に再びドルを買えば、利益として手元に10円残る計算になります。
高い時に売り、安い時に買う、そしてドルの価値が上がれば、利益を得るチャンスが巡ってくるわけです。
もちろん、90円に下落してしまうと、その時点で損(含み損)が5円ということになります。
そのまま下落が止まらないのに、自ら決済(損切り)を行わないと、FX会社の方で強制的に決済をする「ロスカット」に遭遇することがあります。
「ロスカット」のルールはFX会社によって様々ですが、口座にある証拠金が含み損を支払えるだけ残っていることを示す「証拠金維持率」で決まります。
80%だったり、100%だったりと、FX会社によりさまざまです。
金利の差で利益を得る
為替相場の市況を元に為替差益を得る方法以外にも、通貨を保有することで利益を得る方法もあります。
それが「スワップポイント」による利益です。
日本の通貨は他の国の通貨と比べると金利が低いので、金利の高い米ドルを買うことで、二か国間の金利の差額をほぼ毎日受け取ることができるのです。
一日当たりの利益は小さいものですが、長いスパンで運用していくと、見逃せない金額になることもあります。
これを狙って運用するトレーダーも結構います。
ただし注意しなければならないのは、スワップポイントもマイナスに転じることもあるということと、高金利通貨を売り、低金利通貨を購入する場合は支払いが生じることもあるということです。
高金利の通貨を購入したからと、安心して放置するのは得策ではありません。